こんにちは、tenchanです。
この書籍を手に取ったきっかけから読み終えた感想までを書いています。
この本に興味を持っていたいただけたら嬉しいです!
本書の構成
タイトル:脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
著者:ジョン J. レイティ , エリック ヘイガーマン
翻訳:野中 香方子
本書は第十章で構成されています。
第一章:革命へようこそ―運動と脳に関するケーススタディ
第二章:学習―脳細胞を育てよう
第三章:ストレス―最大の障害
第四章:不安―パニックを避ける
第五章:うつ―気分をよくする
第六章:注意欠陥障害―注意散漫から脱け出す
第七章:依存症―セルフコントロールのしくみを再生する
第八章:ホルモンの変化―女性の脳に及ぼす影響
第九章:加齢―賢く老いる
第十章:鍛錬―脳を作る
きっかけ
- 運動をすることによって、脳にどのような効果があるのか知りたかったから。
- 脳に与える効果を知ることで、運動のモチベーションにつながると思ったから。
- 実際の話をもとに説明されており、説得力があったから。
学んだこと
「0時限」の取り組み
実際にあった例を説明しながら、成績に伸び悩んでいる学校が「0時限」教育を入れることで、成績や生活が劇的にどう変化していったのかが書かれています。
「0時限」とは、簡単にまとめると生徒が有酸素運動に参加するというものです。
また、生徒の能力ではなく努力で評価されるようにはどうすればよいのかを考えることで、生徒の気持ちを高めていきました。
この章を読んで、成績や気持ちの面はここまで変わるものなのか!という驚きが最初の感想です。
私は中学生の頃、朝練をしていましたが、朝に運動すると授業に集中できるようになりました。
そう感じたのは受験生の時、運動せずに勉強しているとなんだか集中できず、身体を適度に動かすことで余計なことを考えずに勉強に集中できるようになりました。
知らぬ間に、実体験として経験していたのだなと今になって思います。
また、能力ではなく努力で評価するにはどうすればよいのか?次の学んだことにつながってきます。
心拍数を計る
これは50m走のタイムなどで比較するのではなく、心拍数から運動強度を計り、今の運動がどれくらい身体に負荷をかけているのか測定するというものです。
タイムが速ければ、もちろんうれしいですし、大会を目指すには必要不可欠な要素なのかもしれません。
オリンピックを見ると、輝いている人になりたいと思います。
しかし、運動が苦手な人はどうでしょう。
タイムの測定だけでは、運動が苦手としている人はモチベーションを保つことが難しいです。
心拍数から運動強度を計ることで、どれだけ本人が努力をしたか分かります。
このことを先生や生徒が知り、頑張っていると褒めることが必要だと感じています。
また、生徒自身が知ることで自分の頑張りを数字で知ることができます。
個人差を配慮する一つの指標として大切だと感じました。
精神に良い影響
この本は、章ごとにストレス、不安、うつなどテーマが決まれており、実際の事例と研究による結果が多数書かれています。
うつ病などになった時は体を休めるだけでなく、動かすことも必要だと知りました。
この本を読んでいた私はうつ病になりかけており、どうすれば前のように前向きになれるか考えていました。
運動の効用を知り、少しずつですが毎日身体を動かすため、ランニングを始めました。
最初は走ること自体しんどかったのですが、続けているうちに少しずつですが前向きに物事を考えられるようになりました。
ブログを始めることができたのも、運動のおかげだといってよいでしょう。
感想
運動はメリットしかないのではないかと思うくらい、運動が身体や脳にもたらす効用が多いことを知りました。
他の本よりも、実際に起こった事例をふんだんに盛り込んでいると思うので、説得力が高いと思います。
私はこの本を読んで最終的にブログに挑戦できているので、読んでよかったです!
まとめの一言
運動は日本を変える!
最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
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